ホピ族のベテランアーティストMarcus Coochwykvia氏のバングルです。
砂漠に住むホピ族が最も大切にする水の流れをテーマに雨雲の渦をデザインされた幾何学模様の作品です。
バングルサイドのラインの様なデザインは雨が滴り落ちる様子を表しています。渦は雨雲の渦を表わし、点の様な柄は雨水を表わしています。
マーカス氏は幾何学模様を描かせたらホピ族のアーティストの中でもトップクラスです。
水の動きが巧みなデザイン力によって表現されています。
Marcus Coochwykvia,彼はホピ族の中でBRONCO店長が最も尊敬するアーティストの一人です。糸ノコで丁寧なカットをする、昔ながらのホピのオーバーレイ技法を大切にしているアーティストです。
マーカス氏はベアークランの出身です。もう歳をとって目が悪くなってきたと言いながらメチャクチャ細かく綺麗なオーバーレイで作品を作ります。とても糸ノコで切り取ったとは思えないまさに職人技の光る作品です。
店長の一言:シンプルな雨雲のデザインはホピのオーバーレイ技法の基本ですが、そのシンプルな物が一番技術の差が見えやすいものです。この作品はシンプルでありながらホピ族の糸ノコを使ったオーバーレイ技法を最大限に活かした素朴で素敵なジュエリーです。
【この作品はホピ族の得意とするオーバーレイ技法により作られています。オーバーレイとは元々2枚のシルバー板の上の部分【模様になる部分】を糸ノコで丁寧に切り取り、それを又張り合わせて凹凸を作りあげる方法です。黒く見える部分は下のシルバー板の部分ですが、その部分にもタガネで丁寧に刻みを入れ込みます。とても手の込んだ作業で、熟練の職人でないと綺麗な模様を作り上げることは出来ません。】